近くに居るのに。



「大丈夫だよ、かれん。じゃあバイバイ!水樹さんも失礼しますっ」


うちは生徒会室を出た。



「ありゃあ。春の夜ってこんなに暗かったっけ?」


うちは生徒会室を出てすぐの窓から空を見た。



今は桜舞う季節。



まだ冬が残っているのかもしれない。



「怖いし!早く帰ろ」



うちは廊下を走り出した。





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