近くに居るのに。
「れのぉ!」
うちは人恋しさにれのなら大丈夫だと思い抱き着いてた。
「今日のひよりん甘えっ子だな〜公園でお話しよっか?」
「うん」
れのの金髪がコンビニの電気に照らされ綺麗に光っていた。
―――――――
――――
――
「そっか。ごめん、しんがきついこと言って…」
「ううん!れの全然悪くないよ」
「はは、…なぁひよりん…」
れのの顔が真剣になった。
「れの?」
「今のひよりんは信じてくれないかもしれないけど聞いてほしい。…しんの過去…」
しんの過去?
それ聞いたら何か分かるかもしれない。
うちは静かに、
「分かった」
そう、呟いた。