近くに居るのに。



「でも、しんは見た目が似てるからひよりんと付き合った訳じゃないと思うよ?ひよりんは優しいし人思いだし…」


「本当は今ひよりんのこと奪いたいくらいなのにさ」


「へ!?」



ひよりんは過剰な反応をした。



「だってひよりん好きだもん」


「あいつはしばらく大人しくなるよ。また大切な人失ったからな。ひよりんはそれまで違う人とラブラブしててな☆」



俺じゃダメだよ。


しん。


ひよりんに抱き着かれたから期待したけどあの優しいひよりんのぬくもりには恋心なんてないんだから。



ひよりんには違う人と付き合ってもらおう。



またひよりんに向き合えるようにするんだ、しん。





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