近くに居るのに。
結果は予想通りひよりがフッタみたいで良かった!
でも本当ひよりは可愛いんだ。
男がこそこそしゃべってんの何回聞いたか分からないくらい。
細い栗色の長い髪の毛と白い肌がマッチして可愛い。
「かーれん!」
「あっごめん」
水樹がずっと話しかけてたみたい。
「まったく…。明日かれん達のクラスに転校生来るよ」
「転校生?」
「おう。今日二年生の学年主任から聞いた!」
「転校生か…」
「かれん?」
水樹が私の顔を覗き込む。
「ひより変な奴に捕まらなきゃいいけど…」
「まったくかれんはひよりちゃん好きだねー。まあ転校生は男だし分からないね!…かれんも浮かれんなよ?」
「分かってる」
私と水樹はキスをした。
でもね?
この時私が言ったことは間違っていなかった。