近くに居るのに。



うちがガン見してたからかもしれないけどしんと目が合った。



でも簡単に逸らされた。



うちね、この瞬間までしんを待つって決めてたのに。


「しん〜飴食べる??」

「おう。もらう」

「ねぇ家行っていい?」

「おう」


まるで恋人みたいな会話をしながらしんと可愛い女の子が歩いてきたんだ。


さっきまで女の子はしんに隠れて見えなかったんだ。


しんには新しい人が出来てたんだ。





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