近くに居るのに。



だって波瑠をお姫様抱っこは無理だ。



俺はトイレを済ませて部屋に入った。



「!!…波瑠何やってんだよ…」

「しん…お願い…」



部屋に入ると波瑠が服を開けさせてベッドに座っていた。



「しん…」



波瑠を愛するようにはこの手しかないのか?


俺はベッドに手をつき波瑠の唇まで何ミリって時だった。



―しーん♪


やめろ。。。


―ありがとう♪


やめてくれ。


―見て見てー♪



「ごめん…無理だ…」





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