近くに居るのに。



ーーーひよりside


「はあ…はあ…はあ…」


凄い走りすぎた。


息切れがハンパない。



持病を忘れてた。


心臓が弱いからすぐ息切れしちゃう。



すぐ家だったから小走りで家に入った。



「おかえり、あっ…ひより…」



お兄ちゃん。


お兄ちゃんとは気まずいままだった。


謝らなきゃ。


「ごめん!お兄ちゃん!」


ぶっきらぼうに言って2階まで駆け上がった。





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