きっと私の身体はジェリービーンズでできている。
カンペキ
からかわれてた…


年下のくせに
余裕なのが…ムカつく


冷たい瞳だった

多分、今日も


また女の子を連れ込んで


セックスをするんだろうか…


仕事帰り
そう思うと
家に帰りたくない


なんなんだろう
この感じ…


なんか急に
自分が情けない女に
思えてくる


「しょうがないお酒でも買って帰るか…」


こんな日は
お酒を入れて
寝てしまおう


私は近くのコンビニに立ち寄ることにする


梅酒に炭酸入ったやつ
が好きなんだ


2つカゴに入れて


当たり前のように
おつまみコーナーを
探す


なんかおっさんみたいだな、私


心の中で苦笑しながら
通路を向かうと


見慣れた先客がいた


「あれ、背広さん」


私が言うと
スーツの背中が振り返る


< 12 / 106 >

この作品をシェア

pagetop