きっと私の身体はジェリービーンズでできている。
明らかに

オトモダチ、の部分は

友達、では
ないワケで


ニコニコ笑う背広さんと

何故か
私をジロリと睨む猫


へ、蛇に
睨まれた蛙の気持ち

…今ならわかるかも


「さ、さぁ
私はお皿片付けようかな?」

自分でもぎこちないと
わかるほどの

わざとらしい笑顔を
貼り付けて


慌てて
台所へ逃げる

ホッとしたのも
束の間


「手伝おうか」


背後からの
優しくて
少し低い声


「あ、」

大丈夫です…


と言いかけた

私の


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