きっと私の身体はジェリービーンズでできている。
「ちょ、ちょっと猫?」
何故か腕を強引に
つかまれたまま
私は居間に連れてかれる
猫のつかんだところが
熱い
「猫!」
「…いいから来い」
痛い、と言おうとした私を強引に引っ張る
何かいつもの
無表情じゃない
「…猫君、ジュンちゃんをどうするつもりなの?」
居間にいた
背広さんが
驚いた顔をして
私達を見てた
「…ジュン、なんて知らない」
怒ったように
言った後
猫は
グイッと
私の腰を引き寄せた
息が
とまる