きっと私の身体はジェリービーンズでできている。
「入ってよ
コーヒーでいい?」
連れていかれたのは
隣の猫の部屋
私は玄関で立ち尽くしていた
「背広さん、私の部屋に置いてきちゃったじゃない…」
私が戸惑い気味に言うと
猫はフイッと私から目をそらして
冷たい声で
言った
「今、そいつの話するなよ」
そう言われると
何も
言えず
あたりを見回した
猫の部屋は絵の具のにおいで満ちていて
タバコの残り香が
申し訳なさげな
ラストノート
6畳の
板の間には
絵の具が散乱していて
中にはおそらく
踏まれて絵の具が飛び出したらしい物もある
窓際には
部屋の大きさには
不釣り合いな
馬鹿でかいソファ
白い布がかぶさっている
何かソファがオバケに
扮しているような
不格好な感じ
ふと、こおばしい香りがしたと思ったら
「…何?」
ブルーとピンクのマグカップを持った猫が
背後に立って
私を見ていた
コーヒーでいい?」
連れていかれたのは
隣の猫の部屋
私は玄関で立ち尽くしていた
「背広さん、私の部屋に置いてきちゃったじゃない…」
私が戸惑い気味に言うと
猫はフイッと私から目をそらして
冷たい声で
言った
「今、そいつの話するなよ」
そう言われると
何も
言えず
あたりを見回した
猫の部屋は絵の具のにおいで満ちていて
タバコの残り香が
申し訳なさげな
ラストノート
6畳の
板の間には
絵の具が散乱していて
中にはおそらく
踏まれて絵の具が飛び出したらしい物もある
窓際には
部屋の大きさには
不釣り合いな
馬鹿でかいソファ
白い布がかぶさっている
何かソファがオバケに
扮しているような
不格好な感じ
ふと、こおばしい香りがしたと思ったら
「…何?」
ブルーとピンクのマグカップを持った猫が
背後に立って
私を見ていた