きっと私の身体はジェリービーンズでできている。
「ジュンちゃん、やっと笑ってくれたから」


少し照れくさそうに…

でも嬉しそうに
彼は笑った


今の私に
その優しさが

渇いていたかのように
じんわりと吸収していく


氷は冷たくて

でも
あたたかい気持ちで


この人の
彼女になったら


いつも
こんな気持ちで
いられるんだ



この人の方が


きっと幸せに
なれる


大事にしてくれて…



「1回寝たくらいで
わかったフリしてんじゃねーよ…

うっとおしいんだよ」


そんなこと


…きっと


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