きっと私の身体はジェリービーンズでできている。
もう

忘れられない


彼の柔らかい髪も


綺麗な金色の瞳も


華奢に見えて
程よく筋肉がついている

しなやかな腕も

日焼けしていない
長い指も


いつの間にか

自分の中で

こんなにも
いっぱいになっている


バカだ…


セックスしたら
こうなるって


頭のどこかで
わかっていたのに


頬が疼く


「猫、痛いよ…」


手でそっと頬を
押さえる


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