きっと私の身体はジェリービーンズでできている。
(猫、助けて!)


そう思った瞬間



「はっ…」


目が覚めた


夢…


時計を見ると
朝の5時半



私、気にしすぎだ
こんな
夢を見るなんて


どうかしてる…


そう思った時


私の中に
ふつふつと


恐怖がわきおこる


夜は明けはじめて
白みはじめる空の下


夢の中でつかまれた
手首がうっすらと
見えている



…赤黒い


痣がくっきりと

ついていた


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