きっと私の身体はジェリービーンズでできている。
ある朝、知らない
女の子が
猫の部屋から出て来る所にでくわした事がある
巻き髪に
ニーハイブーツ
大人っぽくしてるけど…
「お、おはようございます」
思わず挨拶する私を
にらむようにして
カツカツと音をたてて
通り過ぎる
「俺…挨拶もできない女と寝たのか」
振り返ると
猫が扉から顔を出して
私の顔を見てる
いつもは冷静な猫が
寝起きのトロンとした瞳で
妙に艶っぽくて
目を逸し気味に
私は言った
「あ、あの子、まだかなり若いんじゃないの?」
きっと
私の顔は赤かったと思う
恥ずかしすぎ
「んー…興味ない。
今から出勤?じゃあな」
そう言った猫の瞳は
感情がまるでなくて
絵の具がついたシャツで目をこすりながら
猫は
パタンと扉をしめた
その仕草は
まるで本物の猫のようだった
女の子が
猫の部屋から出て来る所にでくわした事がある
巻き髪に
ニーハイブーツ
大人っぽくしてるけど…
「お、おはようございます」
思わず挨拶する私を
にらむようにして
カツカツと音をたてて
通り過ぎる
「俺…挨拶もできない女と寝たのか」
振り返ると
猫が扉から顔を出して
私の顔を見てる
いつもは冷静な猫が
寝起きのトロンとした瞳で
妙に艶っぽくて
目を逸し気味に
私は言った
「あ、あの子、まだかなり若いんじゃないの?」
きっと
私の顔は赤かったと思う
恥ずかしすぎ
「んー…興味ない。
今から出勤?じゃあな」
そう言った猫の瞳は
感情がまるでなくて
絵の具がついたシャツで目をこすりながら
猫は
パタンと扉をしめた
その仕草は
まるで本物の猫のようだった