わけあり女と暴走族



静かな住宅街。





こんなに静かな場所に来たのは久しぶりに。





だからちょっと戸惑っちゃう。





辺りは閑散としていてあたしと和馬の足音だけが妙に響く。





「ねぇ、さっきから歩くの速いんだけど。」





「…………。」





なぜか和馬はだんまり。





気まずい…。





< 161 / 171 >

この作品をシェア

pagetop