わけあり女と暴走族
「お前ら、遅刻はしょうがないが首を隠せって言ってるだろ?」
「暑いんで無理なんすよ。ってこの子が噂の転校生!?」
まだ放心状態のあたし。
「竜太…お前が近すぎだから怖がってんだろ?ごめんね?」
「陸…女に謝ってんじゃねぇよ…って、お前…前に俺と会ったことねぇか?」
へ?
「悠希…女のこと散々貶しといてそりゃねーだろ。」
「あ?見覚えあんだよ。名前は?」
名前を出したらバレる…。
この悠希って男は鋭そう。
「お前ら遅刻しといて呑気に話すな!休み時間にしろ!」
先生の言葉で3人は席についた。
た…助かった…。