俺と先生のイケナイ関係
気まずい空気を先に破ったのは澤田。

澤田は「ナマイキ」と言いながら、俺の腕をデコピンした。





とりあえず……助かったか(汗)


俺は最後にひと吸いして、タバコの火を消し原付に乗り込んだ。




ブブブブ……


そして原付のエンジンをかける。





「ねぇ〜」




俺に続いて原付のケツに乗り込んだ澤田が、後ろから俺のTシャツを引っ張った。








「ん?」

「帰りさ〜コンビニ寄ろうよ♪お腹空いちゃった〜」

「…さっきファミレスで散々食ってなかったっけ(汗)?」

「たくさん歩いたらお腹空いた〜コンビニのおでん食べたいな♪」

「今夏だぞ?おでんなんか売ってんの?」

「この前、駅前のコンビニにはまだあったよ〜」

「…了解」


メットをかぶり直す俺。





「行くぞ…」
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