俺と先生のイケナイ関係

本当のこと

「――…‥えー…と、次にこのisをここにもってくと〜」



午後。

澤田の声が教室に行き渡る中…俺は黒板の文字をノートに写しながら澤田のことをチラチラと見ていた。







「…それで・・この動詞と…butが……」


カツカツと黒板にチョークで英語を書き、授業を進める澤田。





あれから数日が過ぎ…特になにも変わらない日々が続いている。

変わったことといえば・・俺が澤田のことを好きと気づきはじめてから、澤田に対して少し優しくなったかな?多分…


いや、もともと優しくないわけじゃない。

ただ…より澤田のことを気にするようになった。







キーンコーン

カーンコーン


授業終了のチャイム。




「はい、終わり〜次は聞き取りの練習するからね〜」


澤田はそう言って、教科書やテキストを抱え教室から出て行った。

俺はそんな澤田を目で追いながら、教科書を机にしまう。






「あ〜次数学だ〜」

「最悪」


俺の周りに集まってくる力と俊也。
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