俺と先生のイケナイ関係
昼休み。



「あーぁ…どっかにいい女いねえかなぁ…」


力が菓子パンをほおばりながら、力ない声で言う。




「この前合コンで知り合ったっていう子は?なんかいー感じみたいなこと言ってなかったっけ??」

「ああ、あの子?ダメダメ。一回ヤったけど、なんかつまんない子だったし…」

「…ふーん。でも一回はヤったんだ(笑)」

「ったりめぇだろ〜俺を誰だと思ってんだよ〜」

「………(汗)」


力と俊也のアホな会話を聞きながら、弁当を口に運ぶ俺。





今朝は時間がなくて……弁当のり弁にしちった・・

澤田のやつ…ちゃんと食ったかな?






“ブ――ブ―”




きた。


震えている携帯を出し、素早い手つきで画面を開く。

携帯画面にはメール1件の表示。


相手はもちろん澤田。

澤田は相変わらず、いつも昼休みにこうやってメールをくれる。


内容は、弁当の感想とか…晩飯はあれがいいとか…そんな感じだけど、俺にとっては心地いいものになっていた。







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【澤田】
【Re:】


ちゃーす\`∀´/

のり弁最高〜〜!一気に食べて、もうお腹いっぱい(。∀゚)

やっぱり横山くんのご飯はおいしい♪


でね。今日は保健の宮下先生とご飯行く約束したので、夕飯いらないよーん( ̄∀ ̄)


-END-

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