俺と先生のイケナイ関係
俺はキッチンに戻り、冷蔵庫から飲み物を出して飲みながら、リビングにいる澤田たちの様子をうかがう。






ちょん。




するとまたじんべえが、俺の足元に寄ってきて、俺の足を触ってくる。




…腹減ったのかな?

それともなんか飲みたいとか?

ん…?





キッチンから見える、廊下から澤田の姉たちが持ってきた荷物が見える。

その荷物の中から、なにやらドッグフードのような袋が顔を出していた。


俺はそのドッグフードを、何気なく手に取る。




「わんっ」

「……!」


すると、じんべえが嬉しそうな顔をして俺に近寄ってきた。






「…食うか?」

「わんっ」

「ハイハイ」


俺はキッチンの棚から皿を出して、そのドッグフードを皿に移すと、じんべえにあげた。

じんべえは勢いよくドッグフードを食べ始める。


俺はその姿を見たあと、棚からもう一枚皿を出し、その皿に水を入れてじんべえのそばに置いた。






やっぱり腹減ってたんだ。
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