俺と先生のイケナイ関係
テレビに映るニュース番組の、左上に表示されている時計を見て慌てる美和さん。






「私もぉ行くわ!」

「はいよ。いってらっしゃい」



バタバタとコートを着てバックを持ち、美和さんは玄関に走っていき仕事に出かけた。






まだ7時だぞ…?

早番って言ってたけど・・・こんなに早くに出なきゃいけねーんだな。






「あ!あいつ〜お弁当忘れてる〜〜」


リビングのテーブルに置かれたままのお弁当箱を見つける澤田。






「俺が追いかけようか?」

「いいよ!私行ってくる!」

「…気をつけろよ」

「うんっ」


今度は澤田がバタバタとコートを着て、弁当箱を片手に慌ただしく出て行った。






…朝からにぎやかだな。









じー…………



!?



すると突然…俺の隣でメシを食う美香さんが、俺のことをじっと見つめてきた。
< 330 / 420 >

この作品をシェア

pagetop