俺と先生のイケナイ関係
外へ出ると、湿気と暑さがむわっと肌にまとわりつく。





「早く梅雨明けないかな〜」


澤田は、空をぼんやりと見ながらそう言った。



俺は玄関に鍵をかけ、エレベーターがある方に歩いて行く。

「待って〜」と言って、俺の後ろにくっついていく澤田。







「………」

「〜〜♪」


エレベーターを待つ間。

俺は特に口を開かず、澤田は横で鼻歌を歌っていた。




澤田って…女にしては背が高いな……

170(cm)あるんじゃね?


俺の肩くらいに頭がくる女…初めてだな。





ガクン…




エレベーターの扉が開く。


俺と澤田は、並んでエレベーターに乗り込んだ。





「〜〜〜♪」


相変わらず鼻歌を歌う澤田。




意外と澤田って子供っぽいんだな。

学校では、もっと大人の女って感じだけど……ちょっと意外。
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