俺と先生のイケナイ関係
澤田は、ラメの入ったグロスを唇に塗りながら言う。








「この前行った焼鳥屋さんに行くんだよ〜うらやましいだろ〜?また今度行こうね♪じゃあ」

「…………いってらっしゃい(汗)」



澤田はルンルン気分で出かけて行った。

美和さんたちが帰って、なんか澤田は機嫌がいいみたいだ。







いや、そんなことよりも…

また謝りそびれた…


せっかく2人になったんだから、この間のこと謝ろうと思ったのに……

まさか、初っぱな飲みに行くとは思ってなかったよ(汗)





俺はリビングのソファーにドカッと座り、久しぶりに家にひとりでいることに、なんだか違和感を感じつつ…

澤田に謝るタイミングを考えていた。



時計を見ると、まだ夕方になったばかり…


澤田が帰ってくるのは、遅くなってもせいぜい12時頃だと勝手に思い、とりあえず澤田の帰りを待ったが、澤田は12時を回っても帰ってこなかった。



昨夜は力んちとはいえ、普段と違う寝床で眠れなかった俺は、正直寝不足。

澤田の帰りを待つ前に、眠ってしまった・・・




けれど…夜中の何時かはわからない時間に、澤田が帰ってきた音がした。








今日澤田に謝ろう…
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