俺と先生のイケナイ関係
“じゃあ……コレでいい?”



澤田はそう言ったあと…少し背伸びをして顔を近づけ、俺にキスをした・・・






俺・・・

澤田とキスしてる・・





「・・・」

「・・・」


突然すぎて、目をつぶれなかった俺…

しばらくすると、澤田の唇が俺から離れ…澤田は優しく微笑んだあと、また酒飲みながら空を眺めた。







俺は石のように固まってしまっている・・・


それと同時に…

自分の中でずっと張りつめていた、ぴんとはった糸が…

ぷつんと切れた音がした…







「あっ!流れ星!!横山くん見た!?今、流れ星が…………んんっ」


俺は夜空を指差す澤田の腕を握りしめ、自分の方に引き寄せると…澤田の唇に自分の唇を重ねた。






「………う‥ンっ……ん」


澤田に自分をこすりつけるような濃厚なキス…

澤田は俺の首に自分の両腕を回し、俺のキスに答えてくれている…


まるで俺のことを好きだと、何度も言ってくれているようだ。









「…………っと。」
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