俺と先生のイケナイ関係
「そしたら遠山さん…“なんか吹っ切れたー”みたいなこと言ってし…もう諦めたんじゃない?」

「・・ふーん」


…そうなんだ。

澤田も俺のこと……





「大丈夫大丈夫♪私もずっと前から葵斗ラブだったから」

「……どーも(汗)」


ケラケラと笑う澤田を見て…遠山のことでイライラしていた気持ちが、やっと消えていったのがわかった。

もう遠山のことで嫉妬することはない……多分(汗)


“私もずっと前から葵斗ラブだから”

それがわかっただけで…もういいや。







チュンチュン…




すると…外から鳥の鳴き声が聞こえて来る。



「外、明るくなってきたねー。なんか寂しい…」

「だな」


そう言いながら体を起こし、ベットから降りる俺。






「どこ行くのー?トイレ?」

「いや。ちょっと早いけど、メシ作ろうかと思って…あと弁当も。」

「じゃあ私も作る〜」

「いいよ。お前はちょっと早いけど、したくでもしたら?つーか、今日の朝メシは俺に作ってもらうって、お前が言ったんだろ(汗)?」

「え…私言ったっけ?」

「言ったよ(汗)ずっと食いたかったんじゃねえの?」

「え?」


「パンケーキ」



俺がそう言うと澤田は思い出したような顔をして笑い、鼻歌を歌いながらバスルームへ入っていった。
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