‐NAIAD story‐
扉をあけると、建物の中なのにそこには森が広がっていた。
「ジェリーの森へようこそ!」
なんとも気性がよさそうな係員のお姉さんが笑顔で言った。
すると1人1人に軽すぎると言っても過言でもない銃を二つずつ渡された。
「これをつかって、ジェリーをどんどん倒してってくださいね!!!普通のジェリーは一点!黄金のジェリーは100点です!!!それでは皆さん頑張ってください!!!」
ミリア達は同時に動きだした。
「ふん、楽勝だな…。」
ミリアはもとから銃を使っている。だから銃技には自信がある。
だからこのアトラクションを選んだ。かなりせこい奴だ。
ミリアはそこら辺にいるジェリーたちを連射で次々と倒した。
するとグルドと出くわした。
「おまっ!?せこいぞ!!!!!」
「何が?別にズルなんかしてないし…。」
「お前銃の扱いになれてんだろーが!!」
「それはしょうがない。もともとだから。」
グチグチ言っている2人の目の前になんと黄金のジェリーが現われた。
「ジェ?」
黄金ジェリーはくりくりとした目でこちらを見つめている。
「あっ!黄金のジェリーだっ!!!」
「ジェジェー!!!」
ミリアの大声にビックリしたのか凄い早さで逃げた。
「えっ?ほんと?」
「…。本当か…。」
ミリアの声が聞こえたようでレイスとジンもこちらに来た。
ミリア達は顔を見合わせた。
そして一斉に走りだした。
「俺が倒す!絶対倒す!!」
「いや、私が倒すもん!」
「…。そこはあえての俺だ…。」
ミリアは思った。
これをとられると私の名が腐ると。