‐NAIAD story‐

「おっと、忘れていた。今は時間が無いから今度教える!」

おちゃめに言うアーガス。地味にウザイ。おまけに男なのにキモイ。

「今度かよっ!!」

思わず突っ込んでしまったグルド。

アーガスは腰にある剣を抜いてミリアの腕に切り付けた。

「いっ……。」

リンゼはミリアの手離した。

アーガスはミリアの血がついた剣をミリアに渡した。

「これをあの石盤に突き刺せ。」

アーガスは腰にあるもう一本の剣をミリアにむけた。

後ろにはアーガス先生の剣…。めんどくさいが仕方ないと思いながら真ん中まで歩き、石盤に剣を突き刺した。

すると地面に紫の光が一筋走った。

その瞬間、遺跡の崩れている部分が少しずつ修復されていった。

「…アッハッハッハッハッ!!!これでクーダル国の復活だぁ!!!」

「うぁ……!?」

ミリアの左眼に激痛が走った。

恐る恐る目を開けたが普通に景色が見えた。が、

「ミ、ミリアの左目が紫になってる……。」

レイスの言葉にショックを受けた。

「何が起こってるんだ??????」

「…。凄い魔力を感じる…。」

ミリアの姿をみてアーガスは笑った。

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