‐NAIAD story‐
「水神鷲、アーグルか…。神々しいな。」
ミリア達は戦闘体制にはいった。
ミリアは銃を手にとり、通常攻撃の弾を連射した。
何発か当たったが、全然平気そうに飛んでいる。
続いてグルドが大剣を構えた。
「烈火の剣技、<フレイムバスター>!!!」
相手の頭部に切りかかったが、属性が炎のためあまり効かない。
「なんだよ…。通常攻撃にしたらよかったぜ…。」
次にレイスがダカーを手にとり構えた。
「氷魔短剣、<フリーズダガー>!!」
レイスの持っている青いダカーが氷を帯びていき、長さが2倍になった。
「よいしょっ!!」
アーグルの翼に炸裂した。
アーグルは飛べなくなり、地面に着陸した。
「こっちの方が戦いやすいぜ!サンキューな、レイス!」
大剣を振り回すグルドには空中戦には向いてないため敵が着陸したのはかなりありがたい。
ジンも早々と構えた。
「雷神の奥義、<雷雨の賛美>」
素早い動きでアーグルに数回切りかかった。
かなり効いた様で相手は疲れている。
アーグルは翼を大きく広げた。
そして大きく振りかざした。
「うわぁっ……!!」
ミリア達全員地面に叩き付けられた。
「いでででで……。」
「結構強いね……。」
「さっきの技は『水神の翼』だ…。凄い威力だ…。」
「…。俺が決めて来る。」
「おぉ~!カッコいいねぇジンちゃん!!」
「…黙れ。破廉恥野郎が…。」
「すいませんでした。そのあだ名やめて下さい。もう言いませんので…。」