‐NAIAD story‐
真実
アーガスとリンゼは遺跡にいた。
「くっそ!!!!!…何故闇のクリスタルがみつからない!?」
2人は何日のかけて探しているが一向の見つからない。
闇のクリスタルのかけらが全く反応しない。
「先生、何日探し回ってるんですか……。それちょっと俺に貸してくださいよ。」
と言って闇のクリスタルのかけらに触れた。
すると、怪しい光を放った。
「おおぉ!!!闇のクリスタルが反応している…!!…やはり血が繋がっていないと駄目なのか…。」
怪しい光は石盤の下を示していた。
そこに闇のクリスタルのかけらをおいてみた。
すると地響きがした。
石盤の下から階段が現れた。
階段を降りるとそこには闇のクリスタルがあった。
「おおおおお!!……こ、これが本体か…!!」
闇のクリスタルは浮いている。
これを魔力と言うのだろうか。
とても不思議だ。
「悪魔に近し神よ、我に力を与えたまえ、<浮遊>」
浮遊とはいろんな物を浮かせて自由に動かせる邪魔系魔法だ。
アーガスはその魔法を使って闇のクリスタルを運びだした。
するとそこにミリア達が来た。
「あっ!?アーガス!!!今日は色々教えてもらうぞ!!!」
剣を構えるグルド。
「あ、あれは!?……闇のクリスタル……!?」
アーガスはその言葉を聞いて不敵な笑みをうかべた。
「ミリア、遅かったな!!!今から面白いものを見せてやる。」
そう言って下においた闇のクリスタルのかけらを拾いあげた。
そしてそれを握って運んできた闇のクリスタルに触れた。
「今から俺は闇のクリスタルと一つになる。そしてクーダルを我が物とし、すべてを支配してやる…!!アッハッハッハッハッ!!!……笑いが止まらないよ!!!!!」
「この国は俺にくれるんじゃないのかっ!?」
アーガスの言葉を聞いて驚いたリンゼは叫んだ。