‐NAIAD story‐

ミリアはナイアウルフにアーガスを攻撃させた。

しかし、アーガスは『死の囁き』を唱えた。

ナイアウルフはその場に立ち止まり、もがき苦しんだ。

そして小さな光りになって水のクリスタルに入った。

水神にもあの魔法が効くのか……。しかも効果が早い……。厄介だな。

でも…進むしかないんだ!!

「お前が最後の望みだ……。いと高き水神よ、我に力を貸し、我に力を示せ!水神迷質『スイレン』!!」

目の前の大きな水溜りができた。

レイスはそれに触れた。

すると、スイレンはナイアスに姿を変えた。

「俺達も最後の力を振り絞るぜ!!!!!」

「私達はミリアを守るよ!!!!」

「……。仲間を信じろ。」

レイス達は武器を構えた。


「烈火の強剣技、≪ファイヤーストーム≫!!!」

「上氷魔短剣、≪フリーズダガー≫!!」

「…雷神の真奥義、≪千本雷針≫」

一斉にアーガスに攻撃をした。

ナイアスも『造水形』をしはじめた。

水剣を造りあげた。

レイス達は一斉に攻撃したが結界で跳ね返されてしまった。

「そんな弱い攻撃で結界は壊せないんだよ!!!!!!!」

しかし、アーガスはミリア達に気を取られナイアスの存在を忘れていた。

ナイアスは波を造りあげ、凄い速さでアーガスに向かった。

水剣は結界を突き破り、アーガスの胸に刺さった。

「うがぁぁっ……!?図ったなっ………!!!!!」

アーガスは倒れた。

アーガスと闇のクリスタルは分裂しはじめた。

闇のクリスタルは怪しく光っている。

ミリアは闇のクリスタルに近づいた。

触れようと手を伸ばした時、

「悪魔に近し神よ、我に力を与えたまえ、<石化の光>!!!!!」

アーガスはまだ生きていた。

< 71 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop