超硬派彼女
運命の出会い
軟派男の悩み
俺は新島健斗。二十歳。
ルシードというV系ロックバンドでヴォーカルをやっている。
インディーズではそこそこの知名度があり、ライブをやれば超満員になるほどの人気。
メジャーデビューも間近と言われているが、周囲の盛り上がりをどこか醒めた目で見ている自分がいた。
ハッキリ言えば、俺は人生の目標を見失っていたのだ。
元々音楽で食ってく気などさらさらなく、かといって特別やりたいことがあるわけでもない。
流されるままにここまで来てしまった、というのが率直な感想だ。
音楽を始めたきっかけは高校時代に遡る。
仲の良かったギターの義春に誘われるがままに入った軽音楽部で始めたバンドがきっかけだった。
高1の時の文化祭で、先輩バンドを食ってしまうほどの盛り上がりを見せたことで、ちょっといい気になってしまった。
元々歌うのは好きで、高校時代からやっていたカラオケのバイトで、さらに鍛えられた。
バイト終わった後とか清掃の最中にいつも歌ってたからね。
ちょっと話がそれた。
売れていくバンドを尻目に、何をしてても虚しいと感じていたとき、俺の目の前にアイツが現れたんだ。
ルシードというV系ロックバンドでヴォーカルをやっている。
インディーズではそこそこの知名度があり、ライブをやれば超満員になるほどの人気。
メジャーデビューも間近と言われているが、周囲の盛り上がりをどこか醒めた目で見ている自分がいた。
ハッキリ言えば、俺は人生の目標を見失っていたのだ。
元々音楽で食ってく気などさらさらなく、かといって特別やりたいことがあるわけでもない。
流されるままにここまで来てしまった、というのが率直な感想だ。
音楽を始めたきっかけは高校時代に遡る。
仲の良かったギターの義春に誘われるがままに入った軽音楽部で始めたバンドがきっかけだった。
高1の時の文化祭で、先輩バンドを食ってしまうほどの盛り上がりを見せたことで、ちょっといい気になってしまった。
元々歌うのは好きで、高校時代からやっていたカラオケのバイトで、さらに鍛えられた。
バイト終わった後とか清掃の最中にいつも歌ってたからね。
ちょっと話がそれた。
売れていくバンドを尻目に、何をしてても虚しいと感じていたとき、俺の目の前にアイツが現れたんだ。