愛しの先生は旦那様




「もう少し早く出会っていたら僕と寧々さんが結婚っていうのもありえたのに」

「ふん。ありえないね」

「わかりませんよ?少なくとも“まだ”結婚していないんですから」



ちょ、ちょっと~。

ケンカなんてしないでよ。



「“まだ”だけど“もうすぐ”結婚する」

「まぁいい。それじゃあ僕はこの辺で」



紅茶を飲みほし、お父さんに軽くお辞儀をして帰ってしまった鈴宮とおる。



はぁ…自分で言うのもなんですが。

なんだか波乱の始まりのような予感です。

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