愛しの先生は旦那様




プップーと車のクラクションが鳴った。


あ、先生だ。


車の中で先生が“おいで”と言っている。



私の体は無意識に先生の車へ。
車の中はすごくあまい香りがした。



「臭くないだろ?」

「うん。甘い香りだね」

「さっき香水ふった。臭いとか言われたらショックだもん」

「先生、臭そう」

「はいはい、臭いですよーだ」



先生が運転している…。

この人、私の旦那さんに…なる人だよね。

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