危険だけど甘~い恋
私はそう思って、ついつい大きな声を出してしまった

「何で人殺しなんかしないといけないのよ!!そんなでたらめ書いた本を信じるなんてあなたもまだまだ勉強が足りないんじゃないのかしら!?」
「何だと!?しょうがないじゃないか!!・・・俺は人間なんだから・・・」

エルザはまだ何か言っているようだけど、私はさっきの切れた会話で酷く疲れた

と、思っているとき、私の視界が一瞬暗くなった


バタッ――――――――


あ・・・痛い・・・

私がそう思っているとエルザが近くまで寄ってきていた

「おい、大丈夫か??どーしたんだよ?おい!・・・返事しろよ・・・」
「・・・エル、ザ??・・・何慌ててんの?」

私が少し笑いながら問いかけると、エルザは私を両手で抱きしめてきた
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