危険だけど甘~い恋

「ちょっ!エルザ!?」

そう言って俺の胸を力なく押してきた
だけど、俺はユーリをさっきよりも少し強めに『キュッ』っと抱いた

「お前も俺の前からいなくなるのかと思った・・・」
「え・・・??」

このときの俺は何故ユーリが不思議そうにこっちを見ているのかが分からなかった

「どーしたんだよ?」
「いや・・・さっきエルザが『お前も俺の前からいなくなるのかと思った・・・』って言ってたから私以外にいなくなった人が居るのかなぁ?って思ってね?」

はぁ!?俺、そんなこと言ったのか??
・・・でも、このことを知らないユーリが知ってんだから言ったんだろーな・・・

「・・・居るよ」

俺はそう言ってユーリに俺の過去を話し始めた
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