先生と天の川。



「ただいまー」

私の家族は家にいない。
仕事で帰って来ないんだ。

寂しくなんかない。
ず~っとこうだから。


バックの中身を片付けていた
そんな時ある物がないことに気づいた。




生徒手帳だ…



もう星野さんに二度と合わせる顔なんかないのに。
どうしたら いいんだろう…


私は不安でいっぱいになってしまった。


とりあえず明日からは新学期。
星野さんもきっと忙しいから大丈夫だろう…
きっと。



織り姫は初恋に、この夜


サヨウナラを言った。


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