ツンデレの涙
「お前。相変わらずだなぁ。その気の強さ」


「なにっ?!また暴れてほしいの?」




半ば呆れながらも笑っている悠斗。

アンタってそんなに人が良かったっけ?昔馴染みだから優しくできるのかな?





春先でも3月の夜風は冷たくて顔が引き締まってくる。
寒くても冷たくても悠斗は暖かい。





そんな悠斗の肩にちょこんと頭を寄せて



「ありがと・・・」




「あいよ・・・」




こんなアタシに悠斗は頭を撫でてくれた。






ちょっと照れくさかった・・・


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