ツンデレの涙
「いたいっ!痛いって!お前、本当に凶暴だなー!」
「誰がこんな風にしたと思ってるんだよぉ!」
フッと悠斗がアタシの両手首を掴んだ。
どきっ
「ふっ・・・また今度ご飯たべような」
どきどきどきどき・・・
「・・・うん・・・」
どきどきどきどき・・・
どきどきどきどき・・・
あったかい
そのまま何も話さず歩く悠斗とアタシ。
・・・すごく落ち着く・・・
見えない手で相手を確かめてる。
何処が暖かいのか何処が辛いのか
何が必要で何が欲しいのか・・・
自然に思い合えるのって
実はすごい事なのかもしれない・・・