ツンデレの涙
ペコッって
二人同時に缶を開けて
ゆっくり一息。




「ところでさ」


「ん?」


「先輩と最近どうよ?」





ぶはっ。





コーヒー吹き出しそう
っていうか口から垂れた?!




「ったく。何やってるんだよ」



呆れながら悠斗はハンカチタオル出してくれた。丁重に拝借して口を拭きつつ・・・






「いやぁ・・・別にあっちは頑張ってるみたいだけど」





なんかバツが悪くて遠くの空を見ちゃう。





「あんまり遅くなると
 また電話がくるよ先輩から」








ムカッ・・・






なんか一言文句を言ってやりたくて悠斗の顔を見た。




悠斗も同じように空を見てる。





アンタも遠くを見てるんかぃっ!!
何も反撃できずに無言になってしまった・・・





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