ツンデレの涙
それから二人でゆっくり家に帰った。
気がついたら朝の4時近かったのは驚き。寝る時間はほとんど無いけど、ちょっとでも横になれるならと布団に入った。
知らないうちに寝ちゃってて寝起きもスッキリだった。
正直、もっと疲れが残ってるかと思った。でも遅番で良かったなぁ。
今日は入荷があるから、のぞみさんはいつもよりもキリキリしてる。
納品チェックから発注チェック。もちろんアタシも頑張る。いつもより疲れているはずなのに仕事のペースは速かった。
チェックが一通り終わってセール商品も出さないと・・・
「おっ。こんな時間かぁ」
のぞみさんの声で時計を見ているとすでに夜10時。
モールは9時で閉店。
従業員と業者の人しか居ない店内は、音が響いて広さが強調される。
とりあえず休憩入れてセール品を何とかしなくちゃ。
二人でフラフラになりながらコーヒー買って喫煙コーナーへ。
ボーっとしながらの休憩。きっと二人とも魂が抜けてるよね。
「あ。そうそう」
急にのぞみさんが話し始めた。