ツンデレの涙

仕事が終わったのは9時過ぎ。


のぞみさんと二人で生中を飲みながら話し込んだ。


俊の事はもちろん、最近どうも自分の気持ちがおかしい事、どうもしっくりこない関係の事。




そして、何よりもパッとしない自分の気持ち。




のぞみさんは、ときどき煙草を吸いながら、うんうんって聞いてくれた。





「みくは~。ホントに何でも真剣だねぇ。もっとそのままでいいのに」


「そのままって?なんですか?」


「ん・・・好きかぁ・・・」


「・・・」


「会いたいとか一緒に居たいとか、二人で過ごしている時間が楽しいとかさぁ。そんなんでいいんじゃない?」



煙草に火をつけてアタシを見る。




「アタシだったら・・・どうだろ?」


「はぁ~?何で聞いてくるんですか!」



分からないけど二人で大笑い!!

すっごく真剣な話をしていたはずなのに全然違う~~っ!



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