嘘つきな彼女Ⅱ

「花!」


「あ、岳。何かあった?」



珍しく、岳が血相を変えて私の部屋に飛び込んで来た。



「親父達が乗ったのっていつの便!?」


「え?うーんと……あ、朝イチ」



ママから事前にもらったメモを見ながら言う。



すると、岳の顔色が一瞬にして変わった。

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