嘘つきな彼女Ⅱ

知らなかった真実


「行ってらっしゃーい」



椅子に膝を立てて座りながら、不機嫌な美雪が言う。



「止めてよ」



軽く睨みながら、教室を出た。



廊下に出ると、そこにいるのはやっぱり他クラスの同級生。



私は特に何も言わずに会釈だけして、着いていく。

< 184 / 378 >

この作品をシェア

pagetop