嘘つきな彼女Ⅱ

あまりの怖さに意識が飛びそうになった時、外から誰かの声が聞こえた。



「……りに来いよ。鍵なんて……誰かいるのか?」



ガチャ、と音がして、扉が開く。



そこに立っているのは、厳しくて有名な体育教師。



逆光で私達には気付いていない先生は、電気を点けた。

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