嘘つきな彼女Ⅱ


「なんか、楽だね」



ポツリと漏らした私に、友依が首を傾げる。



「なにが?」


「うん、こうやって友達と帰ったりするのが」


「そうだね~、私もあんまりしたことなかったなぁ」



友依にとって、それは笑って言えるくらいの出来事になったのかな。



もし私と友達になったことで、そうできたのなら嬉しいな。



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