嘘つきな彼女Ⅱ

「あ。ねぇ、花ちゃん。ここ入ろー」


「うん」



少し前から友依が行きたがっていたお店に入り、奥のテーブル席に座る。



私が纏う空気に気付いていたのか、席に着くと笑みを消した。



「何かあったんだよね?私に……話してくれるの?」



不安そうに聞く友依に、ニコっと微笑む。

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