*初恋③* ~☆梨紗のFirst Love☆~
高山も専属の医者を呼ぶよう使用人に指示をだしてから一磨の後を追った







一磨は海が一番よく見えるとこにいた


高山が着いた時には梨紗が一磨の側に横たわっていた


一磨は外を見つめていた



高山は梨紗の首に手を当て、脈があるか確認してから一磨の隣に立った


一:「………何?」


高:「俺キスしてねぇから。睫毛が上向きなのか下向きなのか気になって見てたんだ。上向きだったけどな。」


一:「どうでもいい。」


高:「信じなきゃ信じてもらえない。

傷つくの覚悟で来たのに、気絶させられちゃって。」


一:「…………」


高:「お前が、一磨がムカつく。こんなことされても愛されてて。

笑顔ならいいや、幸せならいいやって皆諦めてんのに、悲しませて、泣かして……。
代わりになりたくても、笑顔にさせたくても、梨紗ちゃんの中の一磨の存在がでかすぎて救うことも出来ない。」



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