＊初恋③＊ ～☆梨紗のFirst Love☆～

一:｢皐月、梨紗頼む。｣


高:｢聞いてたか、俺の話？｣


一:｢あぁ。けど、今よりは幸せだろ？
俺から離れてってもいいから、梨紗をお願いします。｣


高:｢断る。｣


一:｢命令だ。｣


高:｢ふざけんなよ？だったら最初っから人を好きになるな。｣


一:｢皐月に何がわかんだよ。｣


高:｢何も。

梨紗ちゃんと別れるのか？
家族になってやるんじゃなかったのか？｣


一:｢俺には無理だ。別れる。｣


高:｢一磨も捨てるんだな、梨紗ちゃんを。
他と一緒だ。どんな人でも裏切られるのが一番辛いことを忘れるな。｣


一:｢梨紗も同じだろ。｣


高:｢最後まで震えてた。俺じゃムリなんだなって痛感したよ。
実家に帰るか？逃げるか？｣


一:｢逃げたくない。｣


高:｢一磨がもう少し遅かったら俺危なかった～。そんまま慣らさずに突っ込みそうだったからな(笑)後３分欲しかった。｣


一:｢痛いんじゃ…。｣


高:｢痛いよ。けど俺だけを見てくれる。
一磨、別れろ。監禁して性奴隷にするからさ。｣