＊初恋③＊ ～☆梨紗のFirst Love☆～

一磨がテントに戻ると梨紗と健樹が眠ってた


萌:｢メガネ、梨紗寝ちゃった。｣

梨紗が萌の膝で寝ていたのだ


一:｢………。｣


萌が一磨を見ると、優しい瞳で梨紗を見ていた


萌:｢健樹君も起こさなきゃ。｣


一:｢健樹～、萌ちゃんがナンパされてっぞ～。｣


健:｢Σ!?マジで？｣


一:｢嘘だ。｣


健:｢よかったぁ。｣


ﾍﾞｼｯ


萌は近くにあった分厚いファイルで一磨を叩いた


萌:｢うちを使うなっ。｣


一:｢ゴメンゴメン(苦笑)｣


梨:｢ん～。｣


梨紗が目を覚ました


一:｢おはよ。
これ、梨紗にって預かってきたよ。｣


梨:｢あ、ありがと。｣

梨紗は起き上がって一磨からファイルを貰った


梨紗は早速読みはじめて持っていた付箋を気になったとこに貼っていった



あっという間に作業を終えた梨紗は伸びをした


一:｢付箋、けっこう貼ったな。｣


梨:｢今度目通して。気になるとこに貼ったから。｣


一:｢わかった。｣


劉:｢400m行くぞ。
今回も決勝のみだから。200m上位３位、800m上位５位に入ったからな。｣


一:｢よっしゃ～。つか上３位こん中の誰かだよな。｣


劉:｢確かにな。
一磨、負けねぇからな。｣


一:｢こっちこそ。本気で走って、それから負けられない理由があるんでね。｣